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消費電流の計算方法

STM32シリーズのデータシートには、各周辺モジュールのMHzあたりの消費電流値が記載されています。これを利用すると、ユーザーの使用条件(使用する周辺モジュールと動作周波数等)における消費電流を概算で求めることができます。

ここで使用する周波数はシステムクロック(HCLK)の周波数です。USBモジュール等の通信モジュールやタイマにカウント周波数がシステム周波数と異なる場合が有りますが、消費電流はシステムクロック(HCLK)に依存しますので、計算にはHCLKの周波数をご使用ください。

周辺モジュールの電流値を含まない消費電流(CPU、Flash、内蔵電圧レギュレータ、HSI等の消費電流を含む)も記載されていますので、これらを併せると全体の消費電流を求めることができます。

また、この値は、あくまで概算値ですので、参考値(目安値)としてご使用ください。より高精度の電流値が必要な場合は、ユーザーの条件にあったプログラムコードを作って、実測することをお勧めします。

STM32DiscoveryやSTM32Nucleo等の簡易ボードがありますので、簡単に測定することができます。

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