開発のヒント

リセット、クロック、電源制御

LSE用の水晶振動子

LSE(32.768kHz)用の水晶振動子は、等価直列抵抗(ESR:Equivalent Series Resistance)が小さい製品をお使いください。

ESRが大きいと、損失が大きくなり、発振特性が安定しない発振不良につながります。ESRの値は、各水晶振動子のカタログに記載されており、目安は50kΩですが、必ず50kΩでなければならないということはありません。

各水晶振動子メーカーにSTM32用としてマッチングを確認していただいた水晶振動子がいくつかあります。アプリケーション・ノートAN2867の「Recommended crystal resonators for LSE oscillator embedded in STM32 microcontrollers」に記載されていますので、参考にしてください。

       

ただし、発振特性はプリント板の寄生容量や抵抗にも依存しますので、お客様のプリント板にマイコンと水晶振動子を付けた状態で、水晶振動子メーカにマッチング評価を依頼することをおすすめします。

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