開発のヒント

周辺機能、I/O、メモリ

RWW(Read-while-write)動作

STM32ファミリの中には2モジュール構成のFlashメモリがあります。これをデュアルバンクFlashと呼んでいます。

デュアルバンクFlashの場合、異なるバンクに対してRWW(Read-While-Write)が可能です。RWWとは一方のFlashメモリを読み出している最中に、もう一方のFlashメモリに書き込みを行うことができる操作です。

RWWについては、例えばSTM32F76xシリーズの場合、リファレンス・マニュアル(RM0410 Rev4, 3.3.8 Flash programming sequences)に詳述されています。

この機能を使って、一方のFlashメモリから、もう一方のFlashメモリのソフトウェアをアップデートすることができます。

STM32が、ユーザの製品に搭載され、出荷された後でも、インターネットやBluetooth Low Energy経由で、ソフトウェアを簡単にアップデートすることができます。

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