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Nucleoで使用可能な、デバイスに供給できるクロック源について

STM32のマイコンを使い、アプリケーションの評価を行う際、マイコンを動作させるのに必要な外部から入力できるクロック・ソースは複数から選ぶことが可能です。

例えばSTM32H5シリーズのNucleo評価用ボードNucleo-H533REでは
・X2:32.768kHz発振子(LSE向けのクロック)
・MCO: STLINK-V3ECからの8MHzクロック出力(HSE向けのクロック)
・X3: 24MHzオシレータ(HSE向けのクロック)
の3つをH533マイコンへの外部からのクロック・ソースとして選択できます。

この中で、MCOというクロック・ソースはSTLINKというデバッガに使われているSTM32マイコンのMCO端子から出力可能なクロック出力で、次の手順が必要です。
・デフォルトで接続されているオンチップ抵抗をMCO出力するために変更します。
・次に、STLINKのファームウェア・アップデートを行い、MCO outputをイネーブルにします。

オンチップ抵抗などの詳細な回路図は各Nucleoのドキュメントを参照してください。

STLINKのファームウェアアップデート時の画面
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