開発のヒント
周辺機能、I/O、メモリ
無線のシステム構成について
無線システムの開発を検討する際、システム構成として以下の3種類の選択肢が考えられます。
無線コプロセッサ(RCP)+ホスト·マイコン / プロセッサ
無線のPHY、MACの処理を行う無線コプロセッサ(RCP: Radio Co-Processor)と、無線スタックやアプリケーションの処理を行うホスト·マイコン / プロセッサの2チップ構成で、ホスト上で動作する無線スタックがある場合や、無線スタックのカスタマイズが必要な場合に適しています。
ネットワーク·コプロセッサ(NCP)+ホスト·マイコン / プロセッサ
無線のPHY、MAC、スタックの処理を行うネットワーク·コプロセッサ(NCP: Network Co-Processor)と、アプリケーションの処理を行うホスト·マイコン / プロセッサの2チップ構成で、ホストからネットワーク·コプロセッサにコマンドを送ることで無線通信を実現します。無線開発経験がない場合でも、比較的無線システムを構築しやすい構成です。
アプリケーション·ネットワーク·プロセッサ(ANP)
無線のPHY、MAC、スタックの処理、およびアプリケーションの処理のすべてを行うアプリケーション·ネットワーク·プロセッサ(ANP: Application Network Processor)のみの構成で、ホスト·マイコンが不要の為、BOMコストを削減できます。
STでは、各構成に対応可能な様々な無線製品を提供しています。詳細に関しましては、STM32ファミリ、ワイヤレス製品シリーズのページ(STM32ワイヤレスSoC )をご参照ください。
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