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STマイクロエレクトロニクス、FA向けデバイス・ノード開発を簡略化するモジュール型IO-Link開発キットを発表
・ソフトウェアとアクチュエータ・ハードウェアを搭載したすぐに使用可能なキット
2025年5月20日

STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、アクチュエータとセンサの構築を簡略化するIO-Link開発キット「P-NUCLEO-IOD5A1」を発表しました。この開発キットには、必要なハードウェアとソフトウェアがすべて含まれており、インテリジェント・パワースイッチを内蔵したアクチュエータ・ボードも搭載されています。
P-NUCLEO-IOD5A1には、アクチュエータのハードウェアが含まれているため、あらゆるタイプのデバイス・ノードにおいて、IO-Linkの強力な双方向ポイント・ツー・ポイント接続を活用することができます。IO-Linkはファクトリ・オートメーションにおいて広く使用されているプロトコルであり、基本的な入出力データだけでなく、機器設定や診断レポートなど、センサやアクチュエータとの高度な通信が可能です。
P-NUCLEO-IOD5A1ボックスは、STM32 Nucleoマイクロコントローラ(マイコン)メイン開発ボードと、トランシーバ・ボード、アクチュエータ・ボードで構成されています。トランシーバとアクチュエータの両ボードは、スタック可能で、メイン・ボードのヘッダに接続されます。このモジュラー・キットは、IO-Linkデバイスをすぐに設定して評価を始められるため、コンパニオン・ソフトウェア・パックに含まれるドライバやアプリケーション・サンプルを活用できるようになります。
トランシーバ・ボード(X-NUCLEO-IOD02A1)にはSTのデュアル・チャネルのIO-Link物理層IC「L6364Q」が搭載されており、これがIO-Linkのマスタと通信し、産業用機器での一般的な危険要因(サージや逆接続など)に対して保護します。アクチュエータ(X-NUCLEO-DO40A1)に搭載されたSTの産業用4チャネル・ハイサイド電源スイッチ「IPS4140HQ」は、500mAの負荷を駆動でき、過熱保護機能とチャネルごとの短絡保護機能を内蔵しています。
STM32ファミリのメイン・ボード「NUCLEO-G071RB」には、「STM32G071RB」マイコンと、外部ハードウェアが含まれており、これはトランシーバと電源スイッチの制御に必要なものです。同マイコンは、コンパニオン・ソフトウェア・ファンクション・パック(FP-IND-IODOUT1)に含まれるSTのIO-Linkデモ・スタック・ライブラリ(X-CUBE-IOD02)を実行します。このパックには、電源スイッチ(X-CUBE-IPS)の制御用ソフトウェアと、評価時にボードをセンサまたはアクチュエータとして使用するためのサンプル・コードも含まれています。
この包括的なP-NUCLEO-IOD5A1キットはSTの販売代理店またはeStoreから入手可能で、価格は約130.00ドルです。
詳細についてはウェブサイトをご覧ください。
STM32は、STMicroelectronics International NVもしくはEUおよび / またはその他の地域における関連会社の登録商標および / または未登録商標です。
STマイクロエレクトロニクスについて
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