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最先端の32bitセキュア・マイコンを発表

・業界最大の内蔵Flashメモリ容量、最速のクロック速度および組込み暗号化アクセラレータを提供 ・決済、IoT、ウェアラブル、M2M、V2Xの新たなアプリケーションを実現

2015年11月26日

多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、ARM® SecurCore® SC300™プロセッサを搭載した32bitセキュア・マイクロコントローラ(マイコン) ST33シリーズの最新製品を発表しました。同製品は、業界をリードするST33シリーズの第3世代品になります。

ST33J2M0は、従来のセキュア・マイコンの約2倍となる業界最大のFlashメモリ(2MB)を内蔵し、セキュア・マイコンの新たな水準を確立します。STのコスト効率に優れた先進的な40nmプロセス技術を採用した同製品は、最高の性能と、セキュア・マイコンでは業界最速のクロック速度を可能にする組込み暗号化アクセラレータを特徴としており、アプリケーションを高速に実行する最高のパフォーマンスを実現しています。また、新しいハードウェア・アーキテクチャには、CPU、メモリ、およびバスを対象とする複数の強力なエラー保護メカニズムが含まれており、高度なセキュア・ソフトウェアの開発を簡略化します。

最新のST33ファミリは、エンベデッド・セキュア・エレメント(eSE)、NFCアプリケーション用SWP(Single Wire Protocol)SIM、エンベデッドUICC(Universal Integrated Circuit Card)など、拡大するセキュア・アプリケーションのニーズに対応します。これらの機能は、決済アプリケーション、IoT・ウェアラブル機器、「Industry 4.0」のようなFA機器のM2M通信、V2Xや車載通信アプリケーションまで、多様な分野におけるトランザクションの保護に不可欠です。

STのグループ・バイスプレジデント 兼 セキュア・マイクロコントローラ事業部 ジェネラル・マネージャであるMarie-France Florentinは、次の様にコメントしています。「STの第3世代のセキュア・マイコンは、さまざまな電子機器のセキュア機能向けに設計された、非常に用途の広い製品です。卓越した性能、業界最大のメモリ容量、最高のセキュリティ性を組み合わせたST33J2M0は、金融機関、交通機関、各種認証、生体認証、M2M、車載用機器など、機密性の高い多様なアプリケーションに最適なソリューションです。」

ST33J2M0は、先進的な暗号化機能用のハードウェア・アクセラレータを複数搭載しています。EDESペリフェラルがセキュアなDES(データ暗号化標準)アルゴリズムを実装する一方、NESCRYPT暗号プロセッサが公開鍵アルゴリズムを効率的にサポートします。また、AESペリフェラルがセキュアで高速なAESアルゴリズムを実装します。

ST33J2M0は、現在サンプル出荷中で、ウェハ、VQFNパッケージ、WLCSPパッケージの3つの形態で提供されます。価格およびサンプル提供については、STのセールス・オフィスまでお問い合わせください。