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最高125℃で動作試験済の8bitマイコンを発表

2015年10月15日

STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、最高125°Cで動作試験済の8bitマイクロコントローラ(マイコン)の製品ライン「STM8S Access Line」を発表しました。この製品は、照明制御、モータ制御、産業機器など、高温状態が続くアプリケーションにおいて性能を維持することができます。

STM8S103F3U3は、 STの高性能な8bitコアであるSTM8(16MHz)をはじめ、ADコンバータ(10bit)、キャプチャ / コンペアタイマ(16bit 、4チャネル)、汎用タイマ(8bit)、UART、SPIおよびI2Cなどの充実したペリフェラルを搭載しており、高い性能と豊富な機能を実現しています。また、Flashメモリ(8KB)、RAM(1KB)、およびEEPROM(640B)を内蔵しており、対象アプリケーションに十分なオン・チップ・ストレージを提供します。

STM8Sの最も小型のパッケージは、UFQFPN20(20ピン)で、125°Cでの動作に対応します。小型サイズ(3 x 3mm)のこのパッケージには、マイコンに搭載された強力な機能にアクセスするためのユーザI/Oが16本あります。さらに、広範な動作電圧(2.95V ~ 5.5V)により、従来の5V回路の他、より低電圧・低消費電力の論理回路にも簡単に接続することができます。

新しいSTM8Sの125°Cでの動作試験は、パッケージ組立後ではなく、ウェハの電気テスト時に実施されます。そのため、最終検査における高温試験が不要となり、実績のある高次元で並列化された最終検査技術を利用した検査工程を実現しています。

STM8S103F3U3は現在量産中で、単価は1000個購入時に約0.46ドルです。

詳細については、www.st.com/stm8s-prをご覧ください。