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Tencent CloudとST、Tencent Cloud IoT Ecosystem Summit 2019にて中国初のLoRaWAN®オープンIoTプラットフォームでの協力を発表

・STM32マイコンでTencentOS Tiny LoRaWANが利用可能になり、 LoRaWANノードからTencent Cloud IoT Explorerへのクラウド接続が簡略化

2019年12月20日

Tencentグループ(HK:0700)のIoT部門であるTencent Cloudと、多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、Tencent Cloud IoT Ecosystem Summit 2019において、Tencentの最新のIoTオペレーティング・システム(OS)であるTencentOS Tiny LoRaWANにおける協力を発表しました。STM32 LoRaWAN®ソフトウェア拡張パッケージ上でTencentOS Tiny LoRaWANを利用することで、Tencent Cloud IoT Explorerプラットフォーム上の一元化されたソフトウェア・ソリューションを容易かつシームレスに活用でき、開発期間の短縮が可能になります。

TencentOS Tinyは、オープンソースのコンパクトなIoT向け組込みOSです。Tencentは、中国のIoT開発においてLoRaWANへの接続を簡略化し、製品開発期間を短縮するため、TencentOS Tinyファミリを拡張してきました。今回新たに追加されたTencentOS Tiny LoRaWANは、第一段階としてSTのSTM32 LoRaWAN ソフトウェア拡張パッケージで提供されます。この拡張パッケージには、STM32マイクロコントローラ(マイコン)向けのソフトウェアが含まれ、Over The Airファームウェア更新(FUOTA)の最新仕様に対応しています。TencentとSTの協力により、あらゆる開発者がSTM32マイコンをベースにLoRaWANおよびFUOTAを使用するノードを開発できるようになります。また、Tencent Cloud IoT Explorerによって、開発に必要なさまざまな検証済みのソフトウェア・コンポーネントに、セキュアかつ効率的な方法で簡単にアクセスできるため、さらなる利便性と生産性が実現します。

STのアジア・パシフィック地区バイスプレジデントで、マイクロコントローラ & デジタル製品事業部のマーケティング / アプリケーション、IoT / AIコンピテンス・センターおよびデジタル・マーケティングを統括するArnaud Julienneは、次のようにコメントしています。「強力な開発エコシステムとIoT関連インフラで32bitマイコン市場を牽引するSTM32マイコンは、TencentのIoT OSのアンカー・プラットフォームとして最適な選択肢だと思います。業界をリードするTencentのIoTプラットフォームと、STの強力なLoRaWANソリューション、および堅牢なSTM32開発エコシステムにより、クラス最高の体験を中国のIoT開発者ならびにお客様に提供します。」

Tencent Cloud Networkのジェネラル・マネージャであるYachen Wangは、次のようにコメントしています。「STは、Tencent CloudのIoTソリューションにとって、もっとも影響力のあるマイコン製品のパートナーです。私たちは緊密な協力を通じてIoT業界に貢献し、共にビジネス・エコシステムを拡大して、インダストリアルIoTの新しい世界を構築していきます。」

TencentOS Tiny LoRaWANは現在入手可能です。詳細についてはウェブサイトをご覧ください。

STM32は、STMicroelectronics International NVもしくはEUおよび / またはその他の地域における関連会社の登録商標および / または未登録商標です。STM32は米国特許商標庁に登録されています。