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Cartesiam社の機械学習導入ツールを活用したSTM32マイコン向け状態モニタ用ソフトウェア・パッケージを発表

2020年7月28日

STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、STM32マイクロコントローラ(マイコン)用のソフトウェア・パッケージ「FP-AI-NANOEDG1」を発表しました。無償で提供されるこのソフトウェア・パッケージでは、STM32マイコン開発ボードを用いて、組込みAIを活用した産業機器の状態モニタ用デバイスを迅速に構築、学習、実装することができます

機械学習の専門家でSTの認定パートナー企業であるCartesiam社と共同開発したFP-AI-NANOEDG1ソフトウェア・パッケージには、センサ・データの収集や統合、およびCartesiam社の機械学習ライブラリ生成ツールであるNanoEdgeライブラリを実行するために必要なドライバ、ミドルウェア、ドキュメント、サンプル・コードがすべて含まれています。機械学習に関する専門的なスキルを持たないユーザでも、Windows® 10またはUbuntu PCで動作するCartesiam社のAI開発環境「NanoEdge™ AI Studio」を使用することで、アプリケーションに応じた機械学習ライブラリを短期間で作成し、エクスポートできます。また、FP-AI-NANOEDG1は無償で利用することができ、STM32開発ボード上で包括的な試作開発と検証を簡単に行うことができます。ユーザのハードウェアへの実装には、Cartesiam社の標準的な料金が適用されます。

Cartesiam社と協力して確立したシンプルな手法により、STM32L562E-DKなどのSTM32マイコン開発ボードに搭載された産業グレードのセンサを使用して、監視対象の機器から通常動作と異常状態双方の振動データを取り込むことが可能です。FP-AI-NANOEDG1には、センサ・データを設定して取り込むためのソフトウェアが含まれています。NanoEdge AI Studioはベンチマーク・データを分析し、5億通り以上の組み合わせから事前コンパイル済みアルゴリズムを選択して、学習と推論用に最適化されたライブラリを作成します。FP-AI-NANOEDG1ではライブラリ用のスタブが提供され、アプリケーションに組み込む際に簡単に置き換えできます。また、学習モードと監視モードの切り替えができるため、導入後に動作モードの通常パターンを初期インストール段階と機器の耐用期間においてローカルで学習することも可能です。

FP-AI-NANOEDG1では、STM32マイコン開発ボードを使用したデータの収集や、ソリューションの生成、学習、および監視を行うことができます。また、無償の開発ツールやソフトウェア、STM32開発エコシステムのサポートを活用することで、概念実証モデル(PoC)を短期間のうちに低コストで作成し、アプリケーションを他のSTM32マイコンに簡単に移植することも可能です。このソリューションはクラウド上のAIに依存しないインテリジェント・エッジ・デバイスであり、データをローカルのデバイス上で処理するため、潜在的な機密情報の管理を強化できます。

FP-AI-NANOEDG1ソフトウェア・パッケージは、現在STのウェブサイト(www.st.com)から無償でダウンロード可能です。

STM32L562E-DKには、超低消費電力マイコン「STM32L562QEI6QU」、3軸加速度センサと3軸ジャイロ・センサを集積したiNEMO™ 6軸MEMSモーション・センサ、2個のMEMSマイク、240 x 240カラーTFT-LCDモジュール、およびSTLINK-V3Eデバッガ / プログラマが搭載されています。STM32L562E-DKはSTのウェブサイト(www.st.com)または販売代理店から入手可能で、参考価格は約76.00ドルです。

詳細については、ウェブサイトをご覧ください。

 STM32は、STMicroelectronics International NVもしくはEUおよび / またはその他の地域における関連会社の登録商標および / または未登録商標です。STM32は米国特許商標庁に登録されています。