開発のヒント

周辺機能、I/O、メモリ

LCDコントローラ・ドライバ

今回はSTM32Fではなく、STM32Lの便利な機能を紹介します。

STM32Lは低消費電力を特徴としたマイコンですが、その他の特徴としてLCDコントローラ・ドライバを搭載しています。 LCD機能は、STANDBY モード以外の低消費電力モード(RUN LP、Sleep、Sleep LP、STOP モード)で動作可能です。

LCD電源用に内蔵ブースターを搭載していますので、ユーザが外部電源を準備する必要はありません。もちろん、外部電源も使用可能です。
また、分圧用の内蔵抵抗を搭載していますので、VLCDに印加された電圧を直接分圧できます。

内蔵抵抗には抵抗値の大きなRHと小さいRLと2種類があるので、LCDパネルの大きさ(負荷電流)によって抵抗値を選択することができます。
特にSTM32L0xxシリーズでは各抵抗の両端が端子としてユーザーに解放されていますので、その端子に外付抵抗をつけると、LCDパネルの駆動能力を増大することができます。

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