開発のヒント

開発用ツール、デバッグ

ST-LINK Utilityのリセットスタート

一旦、低消費電力モードに入るプログラムコードを書き込んだマイコンは、次のデバッグ時にST-Linkを接続すると、ツールのデバッグモードに入る前に、マイコンに電源が入り、コードが実行されて、低消費電力モードに入ります。 CPUをデバッグモードにしていないコードだと、ST-Linkとの通信ができなくなり、二度とデバッグモードに入ることができなくなります。 Flashのコードも書き換えることができません。 その様な場合はST-Link Utilityを使って解決することができます。

ST-Linkをつないだ状態でST-Link Utilityを開けて、「Target」メニュ→「Settings」→「Mode」と進みます。

ここで「Connect Under Reset」を選択すると、「Enable debug in Low power mode」にチェックが入ります。

チェックが入らなかったら、自分でチェックしてください。

これで低消費電力モードに入ってしまったマイコンでも、コードを書き換えて、デバッグモードに入ることができます。

また、これと同じ機能は、Cortex-Mをサポートしている統合ツールでも可能なものがありますので、具体的使い方は、ツールサプライヤーにご確認ください。

ST-Link Utilityの代わりにSTM32CubeProgrammerが使用可能です。

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